犬の体調とドッグフード
愛犬が、いつもより食欲がないと心配になるのが親心です。
ドッグフードを食べない理由はいくつか考えられます。
良くある理由のひとつは、「好き嫌い」です。
好きなおやつばかり与えていると、美味しいおやつしか食べなくなってしまうので要注意です。
きちんとドッグフードを食べるようにしつけることが大切です。
愛犬の食欲がない時に気をつけたいのが、体調です。
「下痢や便秘をしていないか?」「便の色や硬さはどうか?」「おう吐はしていないか?」「毛並みや皮膚の状態はどうか?」など、愛犬の様子を観察してみましょう。
どこか異変を発見したら、獣医さんに相談することが一番です。
病気が原因でなければ安心ですから、まずは病院に行って診断してもらいましょう。
子犬から成長期までは、食欲は旺盛ですが、成長期を過ぎると食事の量が少なくなります。
これは、あくまでも成長が安定したからで、食欲が無くなったわけではありません。
この頃のワンちゃんには良くあることなので、体調が悪いわけではありません。
病気が原因ではないのなら、ドッグフードが原因で体調不良の可能性があります。
特に下痢が長く続いているような状態は、大いに疑わしいでしょう。
ドッグフードに含まれる物質が、アレルゲンになって体調不良を引き起こすことは珍しくありません。
アレルゲンになるものは色々あります。
原材料のトウモロコシや大豆、小麦、添加物や農薬、さらには鶏肉がアレルゲンになっていることもあります。
動物病院でアレルゲンを特定してもらうのがベストです。
また、食物アレルギーでなくても、ドッグフードに含まれている穀物や野菜が原因で下痢になることがあります。
犬は穀物や野菜を上手に消化できません。
ドッグフードの中には、穀物や野菜でかさ増ししているような粗悪品もあります。
ドッグフードを選ぶ際には、きちんと内容をチェックして下さい。
愛犬の体調管理のためにも、質の良いドッグフードを選ぶようにしましょう。
そして何よりも、つねに愛犬の状態を確認する習慣を身につけることが大切ですね。