ドッグフードの添加物使用料の制限
ペットフード安全法では、添加物の「エトキシキン・BHA・BHT・亜硝酸ナトリウム」の使用量が制限されています。
エトキシキンは、日本では使用されていませんが、海外では使用されている酸化防止剤です。
ベトナム戦争において悲惨な結果を引き起こした「枯葉剤」に使われたことでも有名な強力な抗酸化物質です。
エトキシキンの使用量に関しては、日・米・欧で違いがあり、議論の的にもなっています。
ペットフード安全法の基準ではドッグフード1gあたり75μg(マイクログラム)以下と設定されています。
BHAは、「ブチルヒドロキシアニソール」と呼ばれる酸化防止剤です。
もともと工業用のオイルなどに使われていましたが、マーガリンやバター、冷凍食品などの食品に使用が認められています。
BHAは発がん性のリスクが指摘されています。
マウスの実験では、死亡例も報告されています。
BHTは、「ジブチルヒドロキシトルエン」と呼ばれる酸化防止剤で、主に冷凍食品やガムなどの一部に使用されています。
BHA同様、発ガン物質としての危険性が問題視されています。
ペットフード安全法では、エトキシキンとBHA・BHT合わせて、1gあたり150μgの基準になっています。
亜硝酸ナトリウムは、硝酸塩や亜硝酸ナトリウムと呼ばれるもので、肉の保存料として使われています。
肉や魚介類に含まれる「アミン」と反応して「ニトロソアミン」という危険な発ガン物質に変化します。
平成27年2月20日からの製品には1gあたり100μgという使用量の制限が制定されています。
しかし、使用量が基準以下だといっても安心はできません。
これらの添加物の使用に関しては、様々な意見が出ているのも事実です。
本気で安全なドッグフードを選ぶのなら添加物の使用していないものを選択するのがベストです。
また、使用が認められているものでも、着色料や甘味料の中には、健康に良くないものもあるので、注意が必要ですね。
参考URL
http://dogs.pupu.jp/10.html