良質なドッグフードの見分け方

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農薬検査公開のドッグフード

愛犬の健康のためには、ドッグフードに含まれる成分を理解することが大切です。
安いからと言って粗悪なドッグフードを購入して愛犬の体調を害しては「安物買いの銭失い」どころではありません。

例えば、アフラトキシンB1という物質は、人の食品には禁止されていますが、ドッグフードでは使用が禁止されていません。
ダイオキシンの10倍の毒性があるといわれている有害な物質です。
また、農薬のクロルピリホスメチルは人でも使用量が制限されています。
体の大きさから考えれば、ドッグフードで使用制限があっても注意したい農薬です。

平成21年に施行された「ペットフード安全法」では、ペットフードに含まれる成分の基準が制定されています。
汚染物質「アフラトキシンB1・デオキシニバレノール・カドミウム・鉛・ヒ素・BHC・DDT・アルドリンおよびディルドリン・エンドリン・ヘプタクロルおよびヘプタクロルエポキシド」、農薬「クロルピリホスメチル・ピリミホスメチル・マラチオン・メタミドホス・グリホサート」、添加物「エトキシキン・BHA・BHT・亜硝酸ナトリウム」、その他「メラミン」などの上限値が決められています。
硝酸ナトリウムとメラミンは平成27年2月20日よりの適用となっています。
ペットフード安全法の基準を満たしていれば安心というわけではありません。
愛犬の体の大きさや体質などによって、基準以下の成分でも悪影響を及ぼす可能性があります。

また、アメリカでは、添加物のエトキシキンが農薬として使用されています。
輸入ドッグフードの中には、このような危険な物質が含まれている危険性があるので、安い輸入ドッグフードには注意しましょう。

ペットフード安全法では、安全基準を設定しているだけでなく自社製品の安全性を確保するために農薬検査を推奨しています。
メーカーや販売会社のホームページでは、農薬検査の結果を公開しているところもあるので、気になる人は是非チェックして下さい。
大切な愛犬のためにも犬の健康を考えたドックフードを選びましょう。

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